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詩「嵐」



苦しみは上からやってくる

雨のように雪のように鳥のように

悲しみはこみ上げてくる

土のように土竜のように蟻のように

働けば焦げてゆき沸騰する体

わたしは我慢するため生まれたの

わたしが生まれたのは社会の歯車になるため

Tシャツで涙をぬぐい鼻水をかんで止血して


急がないと

人間というマジョリティの中にひとり

叫ばないと

わたしは何をやってるんだろう


振り向けば、






2019.3.3

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