女将さんがとってもステキな「旅館 すずめ」
- 菊竹胡乃美
- 2018年11月8日
- 読了時間: 4分
更新日:2019年7月8日
別府市開催の詩のイベント後、素泊まり旅館を利用したのですが、その旅館のよいことよいこと!かつて遊郭だった歴史を持つ「旅館 すずめ」を紹介します。
〜思わず探検したくなる館内〜
お風呂やお手洗いなどの施設も気になるところですが、家具や飾りなど細かいものたちも気になるものがいっぱいありました。ほんの一部ですが魅力的な館内をご紹介します。

植木がいっぱいある玄関。このもさもさ感がいいですね。
手入れのいきとどいた緑のある玄関、入りやすくていいですね。

玄関には女将・靖子さんの弟さんが描いた牡丹の絵が飾られています。牡丹の中心の黄色い部分がもこもこしている。
弟さん作の絵は旅館のいたるところにあるので、隠れミッキ~のような感じで見つけるのもおもしろいかも。

私はこちらのお部屋にお泊まり。窓からは旅館前の通りが見えました。
うちのせんべい布団とはまったく違う、お尻が痛くならないマット。超ふかふか。

こちらはお風呂の壁面。灯台や海が描かれているタイル壁。か、か、かわい~~
レトロな雰囲気がよくてずっとお風呂場に滞在してたくなる。私は温泉にこだわりなかったので、逆にこのお風呂の雰囲気を味わえてよかったです。

洗面所はピンクタイル。か、か、かわいい色っぽさ〜〜。ピンクと洗面台のブルーのコントラストがたまりません。(鏡に映った手は靖子さんの)

こちらは2階のお手洗いの横で撮った一枚。こちらのお手洗いは、壁、便器など全体が青で統一されていてステキです。この青がまたなんともいえない青!見たことない世界観のトイレでした。(写真撮るの忘れました)
旅館の中にはいたるところに「ちょっと気になるもの」がありました。お泊まりの際は靖子さんにお話を聞いてみるのもいいかもしれません!
〜なんといっても女将・靖子さんがステキ!〜
靖子さんめちゃめちゃ素敵な方なのですが写真は恥ずかしいとのことで、恐縮ですが私のイラストでお送りします。
どこかのお店で食べるつもりだったのですが、靖子さんと話したいなと思って夜ごはんと翌日の朝ごはんは、靖子さんが日々をすごすリビングにおじゃましました。
そのリビングの居心地のよさったら!あまりに居心地がよすぎて「おばあちゃんちに遊びに来た」みたいな気持ちになりました。

奥山靖子さん(80)
23歳のとき、こちらの旅館に嫁いできたそうです。(なんと私の年齢のときに!)
ご主人が亡くなられて11年間、ひとりで旅館をきりもりしています。

(↑靖子さん愛用の枕を借りて横になる)
夜はフィギュアスケート、朝は大学駅伝を見ながらしゃべりながらくつろいでたので"おばあちゃんちみ"が増し増しでした。
「旅館のこと記事にしてもいいですか?」と質問すると「あんたの好きな表現で書けばいい」とおっしゃっていただきました。この言葉めちゃめちゃうれしかった。
靖子さんとお話してると「こんなに会話っておもしろいんだ」と思いました。靖子さんは感覚が若くて若者に対してもカジュアル。詩のこと短歌のことを話せちゃえるほどカジュアル。イベントで朗読した詩の台本を差し上げると「素直な詩やわ」とか「毎晩読もう」と言っていただきうれしかったです。
〜靖子さんのお気遣い集〜
お気遣いがめちゃめちゃ出てきました。

竹細工の鈴のキーホルダー。鈴の音がやさしい。

お茶やとり天のつゆのお皿やらっきょうをいただきました。

すずめ旅館の名前が入ったボールペン。リッチなデザイン。めちゃめちゃ記念になった。(旅館の名前付き文房具って珍しい)

こちらは朝いただいたクノールのスープ。おかわりしてしまった。
写真に見切れていますがラムレーズンのチョコレートを差し上げました。靖子さんはお酒がお好きなので、おいしくいただいてもらえたようでよかった。
ほかにも缶コーヒーやかぼすをいただきました。
~まとめ・やっぱり女将さんのキャラがステキ~
旅館はリピーターのお客さんが多いそうです。泊まってみてその理由が分かりました。
女将・靖子さんはまた会いに行きたくなるような方!私も3カ月に1回泊まりに行こうかなと思っちゃいました。
別府を訪れた際はぜひ「旅館 すずめ」へ。独特な世界観や、靖子さんのたくましさ優しさに触れてみてくださいね。
おまけ

輪ゴムが大量にあって「糸こんにゃくみたいですね!」と言って笑いあった。
とり天についてきた赤い輪ゴムを追加させてもらう。
【情 報】
旅館 すずめ 〒874-0934 大分県別府市駅前本町8-6
https://goo.gl/maps/kkmUP9mitf82 (MAP)
TEL:0977-21-1504
2018.11.8
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