詩「100円であれ100円であれよ 」
- 菊竹胡乃美
- 2018年11月16日
- 読了時間: 1分
ランチなんておしゃれな言葉じゃないような心境
300円に届かないように食べ物を買う
昼食はいつもパンだ
100円セールの時はいつもよりひとつ多くパンを買える
なんか虚しくなるよ
心の貧乏
貯金は減ってゆく
やりたいことにも
行きたいとこにも
たどり着かない
午前中の教育テレビで勉強する不登校児
垂れ流しの午後のワイドショーを消した
抽象的なことを書いている詩たち
人に伝わらない苦しさで死んだミュージシャン
反発してるんだろう
世の中に
反発してるんだろう
健康な人に

2018.11.16
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